レース名:JCFジャパンシリーズ J1 クロスカントリー第7戦
場所:長野県 白馬村クロスカントリースキー場(スノーハープ)
日時:2012年10月28日 11:45~
結果:優勝
1. 片山梨絵(SPECIALIZED)1:21:27.26
2. 與那嶺 惠理(チーム・フォルツァ!) +5:22.72
3. 中込 由香里(team SY-Nak)+11:43.50
レース前日までは走りやすいコンディションだったコースは前日の夜からの雨でマッドコンディションに変わった。林道が多くテクニカルセクションが少ないのがちょっとさみしいコースだったので、マッドになるくらいでちょうど良い。体を冷やさないように注意しながらウォームアップを行い、スタートラインに立った。朝からカイロプラクティックで体を整えてもらい、完璧にバイクをセットしてもらい、雨をしのぐブーステントを招集エリアの目の前に立ててもらって、スタッフに囲まれて。この環境でレースできるのが最後というのはちょっとさみしい。
スタート2分前の独特の緊張感を味わい、号砲とともにコースへ飛び出した。コース序盤は斜度も路面抵抗も少なく、ハイスピードで楽しい区間だ。中込選手と與那嶺選手がうしろに続いている。フィードゾーンを通り過ぎ、コース中で一番長い登りに差し掛かる。與那嶺選手が前に出てくるかな、と思ったけど、後ろを走りたい様子だ。泥で滑りやすくなった路面を彼女がどのように登っていくのか見てみたい老婆心のようなものが出てきそうになったけど、前を見て自分のレースに集中しなおす。なるべくスムーズなライン、泥の路面ならではのペース配分を守ること、など自分の持っているものを見せられるように前を走っていく。
2周目に入ると5分前にスタートしたエキスパート男子の選手に追いつきだす。みんなラインを譲ってくれて毎回ありがたい。「あ~・・・」「くそー」「これで抜かされるのも最後だ・・・」「がんばって!」などエキスパートの人のリアクションを聞くのもこれで最後。レース中は答える余裕がないときもあるけど、毎回結構楽しんでリアクションを聞いていました。一緒にコースをシェアしてきたエキスパートのみなさん、ありがとう。
膝の縫合が終わって会場に戻ると表彰式。そのあとには盛大なサプライズ引退セレモニーがあって、たくさんの仲間、花、プレゼントに囲まれて本当に幸せな時間でした。本当に、長い間応援、サポートありがとうございました。日本のMTBはまだまだ強くなるし、盛り上がっていきます!これからもみんなで夢を追っていきましょう。よろしくお願いします。
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All Photos : Shojiro Nakabayashi |
バイク:SPECIALIZED Fate Expert Carbon 29
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS GRAUND CONTROL F2.1、R1.9(1.5気圧)
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto SMART
ウエア:WAVE ONE半袖ジャージ・レジェフィットサイクルパンツ
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:SHIMANO XTR
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、レッド1
ニュートリション:パワージェル、GOLD’S GYMアルティメッエネルギードリンク
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)